観戦おじさんの意見

R6sに対する個人の見解を文に起こしたものです。

R6sで勝つために必要な要素とは...⑤

この記事を読むにあたって

初めまして!SYSTEM e-SportsというチームにR6s部門のコーチとして所属していますヘックスというものです!
この記事はこれからR6sというゲームを始めようと思っている方や成長が感じられず伸び悩んでいる方に向けて書いたR6sというゲームにおいての勝つための基本要素について説明したものになっています。
あくまで基本要素ですので難しいことに関しては今回は書いていませんがどれもR6sにとっては重要な要素ですので経験者の方も初心に帰る意味で記事を見ていただけると幸いです💕

 

前回の記事はこちらから

t.co

では続きから始めます!

⑤練習方

どんな人でもゲームを始めて少しうまくなってきたころに、本格的にランクや競技シーンに参加してみたいという欲が出てくる時期が来ると思います。しかしそれで実際にランクなどに挑戦した結果、予想と全く違う結果に落ち込んでしまったでしょう。始めは全員そんな感じで始まると思います(例外はあるけど)。だからこそそこでうまくなるためにしっかりと練習をする必要があります。それもただテロハントやbot撃ちを脳死でするのではなく、しっかりと練習の仕方を意識して取り組んでいく必要があります。経験者の方々も普段の練習方法を少し見直すだけで思わぬ成長をもたらす可能性があります。

 

目標設定

僕がコーチングに入るとき、チーム個人を問わず必ず大きい目標とそれまでに達成する小さい目標を決めさせています。これは自分たちが何のために練習や大会に取り組んでいるのか、何を目指しているのかという具体的なものを頭に一度入れておかないとやる気、モチベが保てなくなり、本来のやる気なら出せるはずのスピードで成長ができなくなるためです。ただ意味もなく練習しているチームが大きい目標をもって頑張って練習しているチームに敵うわけがありません。まずは一つ、その時点で無謀な目標でもいいので大きい目標を立てましょう。その目標に至るまでの小ゴールをいくつか作成し、それを小さい目標として一つずつ堅実にこなしていくための練習をしていきましょう。そうすれば大きい目標に行くまでの道筋が少しずつ見えてくるはずです!

引用元:www.kaonavi.jp

大谷翔平が使っていたことで一役話題になったマンダラチャート

大きい目標からそれに対する小さい目標を明確にするために便利なツールです。

反復

練習は何事も反復が大事!スポーツをやっていた方なら一度は聞いた言葉だと思います。人間の体は何回もおなじことを行うことで自然と体にその行為が馴染んできます。僕の昔の教え子にもいたのですが、撃ち合いの最中に敵に対してガジェットを使わず、そのまま撃ち合って負けることが多いという悩みを持った生徒がいました。その人にはテロハントの際、必ずガジェットを一回以上使ってから撃ち合わせるように心がけさせ、何度もそれをさせていく中でついにガジェットを使った撃ち合いが本番の試合でもできるようになりました。今ではそれが彼の武器になっていて、僕なんかよりはるかに強いプレイヤーになっています。このように同じことを何度もすることで体に覚えさせ、苦手を得意とすることは自分の可能性を増やすという意味でも大きな意味があります。

引用元:sakareko.com

反復練習の重要性が書かれた記事
自分ができてないと思ったことは何回も行ってとことん詰めましょう!

長時間行わない

これに関しては「えっ?」と思う方や異議を唱える方も多いと思われます。プロの方でも練習をやった数や時間だけうまくなるといっている方も多いです。これはおおむね間違いではありません。しかし、効率だけで考えるとあまり適したやり方ではありません。実は練習量が多ければ多いほどいいという考え方は時代遅れで、既に海外のプロスポーツ選手などは練習量よりもいかに効率よく練習できるかを考えながら行っています。人間すべての物事で最大限に集中できる時間というものが決まっていて、およそ15分くらいとされています。もちろんそのあとに練習を続けて得るものがないわけではないですが、集中しているときの半分以下程度でしか練習効果を得られないといわれています。もし気分が乗っているときなどであっても15分練習したら5分休憩を入れて再び15分の練習を行うなどしっかり区切りをつけて行った方がより中身のある練習を行うことができます。

引用元:digitalcontent.tokyo

集中力の上手な使い方の例が書かれている記事
間に休憩を入れることで継続的な練習が行えます。

音を聞く

前の記事でも書きましたが、このゲームは「音聞きゲー」といわれるほど音は重要になってくる要素です。音をきちんと聞けているかどうかで戦っている相手との駆け引きや勝敗の行方などが変わってきます。音といってもいろんなものがあり、例えば足音などは最も重要で、敵との距離感、どの方向にいるかなども簡単に読み取ることができます。他には銃声などを聞けていれば相手の使っている武器を割り出し、そこから今相手のどんなオペレーターがどこにいるかを割り出すことができます。このゲームでの敵の位置を割り出すのはとても重要なことで「音」はその中でも大分大きいところを占めています。テロハントなどでも、ただ出てきた敵を撃つのではなく、なんとなく物音がした方向を壁越しに撃ってみたり、物音で確実に敵がいると分かったところにはガジェットを使って倒す練習などを積み重ねると、必然的に音の重要性が分かるようになり本番でも今までできなかった敵の倒し方ができるようになってきます。

引用元:nekops.com

Nyaonさんの音聞きに関する記事
R6sのみならず、すべてのFPSで大事なスキルなので絶対自分のものにしましょう!

本質を理解する

今の練習はしっかりと意味を理解して行えてますか?また、ちゃんと目的を持った練習を行えてますか?このゲームは勝つために必要な要素がたくさんあり、その一つ一つの練習方法も人によって変わってくると思います。例えばテロハント一つにおいても、先ほど書いた「音」を意識するやり方や、エイムの置き方を意識したやり方や、体の出し方などを意識したやり方など様々な練習方が存在します。しかし、これまで多くの人のテロハントのやり方を聞いてきましたが、大体半分近くの人が何も考えずに練習しているという答えをしてきました。どのようなスポーツでも練習は何かを上達するという理由付けがあって、それを特化した練習などを行う場合がほとんどです。野球などで言えば素振りなどがそれにあたるもので、ただバットを振っているだけでも筋力がついてスイングスピードが上がるかもしれませんが、結局相手のピッチャーから飛んでくる球を想像しながら練習しないと、ぶっつけ本番だとおそらく相手の投げたボールにバットをかすめることもできないでしょう。テロハントも同じです。相手はCPUではなくちゃんと敵として認識し、どのように倒すかの考えを常に持ちながら練習を行わないと、本番に全く活きない練習となってしまいます。

引用元:youtu.be

BDSのshaiiko選手のテロハント動画

ただ敵を倒すのではなく、撃ち合いに大事なある要素を意識しながら練習しています。

ご褒美

恐らく既存プレイヤーたちが一番練習時にしてないであろう大事な要素。それがご褒美です。おそらく練習をひたすら繰り返しているだけの人がほとんどではないでしょうか。しっかりと目標を決め、それを目指し取り組んでいく重要性は上でも話しましたが、それは日々の練習の中でも同じです。しかし、毎日同じような練習をしている場合などは目標の区切りがつけづらく、練習のモチベーションなどが低下する場合があります。そのようなことにならないため、練習の中で定めた目標が達成できた自分のためにご褒美を用意しておくと、それがその日の練習の終着点となるため、目に見えた目標として設定することができます。これによりあらゆる試行錯誤が練習中にできるようになってきて、練習自体が楽しくなってくるかもしれません。そうなると自然と練習の中で正しい動きなどが学べていき、昔あった失敗などがだんだん減っていきます。これがオペラント条件付けと呼ばれている学習に欠かせない大事な要素の一つとなっています。

引用元:note.com

オペラント条件付けに関しての詳細が書かれている記事

飴と鞭をうまく使い分けよう!

ここまで読んでくださった方々へ

ここまで長い間読んでくださりありがとうございました!初ブログだったということもあり、至らぬ点が多く、学びながら全シリーズを無事書ききることが叶いました!これもここまで見てくださった皆様のおかげです!今後再び何を書くかはまだ未定ですが、何か新しくテーマ、要望が出てくればその都度少しずつ書かせていただこうかなと思っています。短い間でしたがこのシリーズを書いている時間がとても楽しかったです!
ではまたどこかで✋