観戦おじさんの意見

R6sに対する個人の見解を文に起こしたものです。

R6sで勝つために必要な要素とは...②

この記事を読むにあたって

初めまして!SYSTEM e-SportsというチームにR6s部門のコーチとして所属していますヘックスというものです!
この記事はこれからR6sというゲームを始めようと思っている方や成長が感じられず伸び悩んでいる方に向けて書いたR6sというゲームにおいての勝つための基本要素について説明したものになっています。
あくまで基本要素ですので難しいことに関しては今回は書いていませんがどれもR6sにとっては重要な要素ですので経験者の方も初心に帰る意味で記事を見ていただけると幸いです💕

 

前回の記事はこちらから

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では続きから始めます

 

連携力

このゲームは格ゲーなどの1v1ゲームとは違い5v5のチームプレイゲームです。なので個人の力だけでどうにもならない場面がたくさん出てきます。そうなったときに問われるのは個人個人の力量の足し算ではなくそこに連携を加えた掛け算によって出されたチーム全体の力量です。過去には個々のランクの実力がゴールドのチームが全員ランクがダイヤのチームなどを倒して大会上位まで上り詰めた事例があります。それほどまでに連携はチームゲームにおいて大事な要素です。

 

VC

僕が普段コーチングをしているときに連携面で最も重視していることです。このゲームを長くやっているとお互いの動きが分かってくるようになり、無言の連携というものが取れるようになってきます。しかし、基本はできるものではないし、何をするにしてもお互いに対して「何々をしたいからここを手伝って」や、「~が何々してるから何々するね~」などの声掛けが連携の初動となってきます。ここからチームが相手に対してどのような仕掛け方をするか、相手からの行動に対処できるかの質が決まってくるので、まさにチームの動きの要となり今後の試合展開を簡単に左右してしまいます。よりクリーンかつ分かりやすいVCが強いチームに求められます。

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世界一VCがうまいと思っている古の英雄Penguのチャンネル
MUKKさんという方がよく配信を翻訳しているので良ければそちらと一緒にご視聴ください!

クロス/カバー

FPSにおいて連携という単語が出たときにおそらく多くの人が想像するであろう要素です。主に一人と敵に対してこちらが二人以上で同時にあたりに行くことをこのように総称します。このゲームにおいてチームでプレイしている場合、ほとんどの場合で敵の位置が補足できていることが多いです。そのような時、1v1で戦いに行くよりも人数をかけて一人に対して戦いに行く方が勝率が段違いで上がります。仮に一人が先に敵にやられたとしても味方の一人がそれをカバーする形でキルを取れればイーブン以上で戦闘を終えることができ、その先の試合展開をこちらの有利に進めることが可能となってきます。

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R6s史に残る伝説のカバー合戦
早すぎてカメラが追い付かない...

ドローン(カメラ)

先述のVCと若干内容が被ってしまいますが、全く違う要素でもあります。このゲーム特有の戦術ガジェットでもあり、恐らく攻撃オペレーターにおいてはどのガジェットよりも大事になってきます。というのも、これがないとまず物事が進められないし始められないからです。このゲームの攻撃は5人でマップの未開拓エリアにドローンなどを回し情報を取りながら自分たちの動けるエリアを確保していくというのが大元のプレイコンセプトとなっています。なので、使う使わない以前に、「使わざるを得ない」ガジェットといっても過言ではありません。ドローンを多用し、味方同士で情報を共有しあって初めて「何をするか」を決める話し合いが攻撃側で行われるわけです。ある程度、競技シーンに関わった人なら一度は経験するであろう「ライブドローン」というテクニックもドローンを先ほどのカバーの話の一人目と見立てて進むとこちらの人的被害を出さずに人数有利を取ることも可能です。

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Griefdrums氏のドローン講座動画
英語だけどめちゃくちゃわかりやすく説明しているからおすすめです!

視線誘導

ここからは少しディープな話になっていきます。連携というジャンルの中で勝つために絶対に必要になってくるであろう要素の一つに視線誘導があります。これは文字通り、倒したいと思っている相手の視線を動かしてそのすきにノーガードな相手を倒すというスキルなのですが、上位帯のチームになればなるほどこのスキルを重視した戦い方が増えてくる印象があります。先ほどのライブドローンの話にも通じるのですが、試合中相手を倒すために神経が尖り、動くものに反応しやすくなる習性が多くの人に見られます。先ほど紹介したライブドローンなどに関しても先に出てきたドローンを相手が無意識に反応してしまい、壊す壊さないどちらにせよほとんどの人は急に来るドローンを一回はレティクルで覗いてしまうと思います。そのタイミングでドローンの後ろについている攻撃オペレーターがピークした時に相手側は反応に一歩遅れて不利な撃ち合いを強いることができます。これも立派な視線誘導です。チームでクロスなどを組む際はぜひこれを意識しながら戦うと先頭を有利に進めることができます。

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DZ元選手のMint選手の世界一うまいブリッツ
こんな強いブリッツが迫ってきたら他の敵なんて構ってる場合じゃなくなる...

「動かす」

攻撃がうまいチームほどこれを多用してきます。FPSには必ずマップ内のどこかに「強ポジ」と呼ばれる場所が存在するのですが、このゲームも例外ではありません。そんなところに防衛オペレーターが入ったときにはそこから排除するのは大分苦労すると思います。そこで使われるのが「動かす」と呼ばれる行為です。文字通り、その強ポジから相手が動いた無防備な瞬間を倒すというものです。突き上げ、突き下げ、ガジェット、いろいろと動かす手段はあります。ここでも大事なのは声掛けで、強ポジにいる敵を確認した時にそれを動かす人、動いた敵を倒す人でVC連携しながら倒す必要があります。動かす間は隙ができるといっても意外と一瞬なので細やかな連携のタイミングが問われます。これは攻撃だけでなく、敵の位置さえ分かれば防衛も使うことのできる上位帯に行くために重要になってくるテクニックです

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HELL RAISERS対SECRETの一線
相手が籠りたいところに対してフラグや火花のガジェットを使い、逃げようとしたところを味方がおいしくキルしていた。



このようにチームで行う試合などでは、個人の技量以上にチームでの動き次第でキルの仕方がだいぶ変わってきます。



今回はここまで!
次回は作戦編です!